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理事長からのメッセージ
入江 昭夫
2012.01.11
新年のご挨拶
新年 明けましておめでとうございます。
日頃は,富丘会の活動に、ご理解とご協力をたまわり有難うございます。本年もよろしくお願いいたします。
昨年は、ギリシャに端を発した世界的な国家金融危機に伴う国債の下落不安、為替の変調、経済の停滞など散々な年でした。我が国の場合は、さらに東日本大震災、そして後に西日本を襲った大雨災害、自然災害、人災の重なった年でもありました。
そして、復興がスピーディ進んでいない現状はまことに遺憾といわざるを得ません。
ここに来て、もしも田中角栄が今生きていたら、どのような新規軸とアイディアを法整備も含めて即座に打ち出したかを懐かしむ趣旨の本が複数冊出されています。その功績に対しては、賛否両論のあった元首相が、懐かしく思い出されるなど、現在の政治家の質と力が如何に落ちたかを如実に表していると思うと残念でなりません。
さて、わが母校の社会科学系の発祥はご存知のとおり横浜高等商業学校で、大正13年(1924年)関東大震災の翌年に開校されました。丘の上に建つ、その校舎は、震災によって、壊滅的被害を受けた横浜にとっては、復興のシンボルとも言えるもので、当時全国の高等学校13校中唯一の鉄筋コンクリート造り、通称「白亜の殿堂」とよばれ、教職員、学生、そして広く市民にも親しまれた建物でした。そして高商は、戦後の学制改革により横浜国立大学経済学部となりました。
今、この清水ヶ丘は、神奈川県立横浜清陵総合高等学校となっております。
残念ながら、横浜高商、国立大学経済学部・経営学部の学生が、50年間の長きにわたり学び続けた白亜の殿堂は、常盤台に統合・移転の後、数年後に取り壊されて現在はありません。また、この地がその様な歴史と経緯をもっていることは、今、この高校で学ぶ生徒たちも、ほとんど意識しておりません。
現在、この清水ヶ丘に、横浜高商開校当時の震災からの復興の志を再確認し、われわれ社会科学系のさらなる発展が日本経済再生に寄与することを祈念して、「横浜高等商業学校、横浜国立大学経済学部・経営学部 学舎の跡」の記念碑を富丘会有志により建立する計画が進められつつあります。
今年の富丘会総会は7月1日(日)。久しぶりに東京で開催されます。第1回生の卒業以来一度も途切れずに続いているこの伝統ある行事を、一人でも大勢の方の参加をえて今年も盛大に執り行いたいと思います。
また、秋には、全校唯一の大学、同窓会共催によるHCDが取り行なわれます。今年は、富丘会が幹事同窓会の年で、実行委員長に小坂氏が決まり準備が始まりました。こちらも、是非大勢の方の参加を期待しております。
以上
